駐車機能と呼び出し機能を用いた自動バレーパーキングのデモ

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AVP App Screen, park, summon and stop self car driving

自律型バレーパーキング(AVP)プロジェクトは、InnovateUKとCentre for Connected and Autonomous Vehicles(コネクテッドビークルおよび自動車両センター)が資金を提供する30ヶ月間のプロジェクトで、2020年10月31日に終了する予定です。

プロジェクトのタイムラインのうち4分の3以上が経過しました。新型コロナウィルスによる自己隔離制限という現在の追加的な困難にもかかわらず、割り当てられたプロジェクトの時間枠内でプロジェクトの目的を達成できたことを誇りに思います。

立体駐車場や地下駐車場内での位置測定やナビゲーションを行うために、地図ベースのアプローチをグローバルに用いて自動運転車に必要な自動車グレードの駐車用のインドアマップを開発しました。このアプローチは、自動バレーパーキングシステム向けにISO技術委員会によって暫定的に合意されています。Parkopediaは世界中の多くの施設のインドアマップを作成しており、顧客に供給するためにインドアマップの在庫を継続的に増やしています。また、これらの地図を最大限に活用するために、カメラ、超音波センサー、慣性計測ユニットの最小限のセンサーセットを対象とした、関連する位置測定アルゴリズムも開発されています。

当社はまた、様々な場所で自動パーキング技術のテストを実施してきました。駐車場のスロープには細心の注意を払っており、必然的に低いコンクリートの壁がこの時点では車に最も近い状況になっています。こうしたスロープが最大のリスクポイントと考えられています。というのも、位置測定方法は高さが変わるときに追加で厳しく機能する必要があるからです。その理由には、位置測定方法は通常、平坦な路面でしか使用されないこと、速度制御アルゴリズムは斜面を下りる際には車の重力加速度を考慮する必要があること、上り坂では車を減速させる必要があることが挙げられます。シミュレーションで多くのテストを行い、何百時間もの車内テストを行った結果、この課題を克服することができました。

 

これまでの試験を網羅した安全に関する文書が公開され、大人数でが参加した実演デモを含む最終文書が最後の素晴らしい文書となっています。さらなるテストと、その後の別の駐車場での実演デモを経て、初めの契約を獲得し、異なる環境での機能性を示しています。

現在の課題は、マップと位置測定アルゴリズムとの連携のみですが、目標を達成した上で、時間通りにプロジェクトを完了させることができると確信しています。この機能が市販車で利用できるようになる日を楽しみにしています!

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